爆走LOVE★BOY Xmas SP
あたしは大男に向き直り、体勢を低くした。


「小娘ごときに負けるかぁ!!」


ドスドスと砂ぼこりをあげて突進してくる。


ひえぇぇぇ~!


な、なんか怖いよっ!!


咄嗟に身をかがめ、頭を両手でガードした。


すると……。


あたしの頭上を何かが飛び越えた感覚があり、「ぐえっ」と、声がして、静かになった。

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