爆走LOVE★BOY Xmas SP
え……?


恐る恐る目を開ける。


そこに大男の姿はなく、笑いを必死で我慢している生徒会のメンバーがいた。


え?


どういうこと?


キョトンとして振り返ると、そこには木のベンチに顔から突っ込み、気絶している大男がいた。


どうやら、あたしが咄嗟に身をかがめたため。男はそのままベンチへ突撃してしまったらしい。


「あれ……もしかして、あたし勝ったの?」
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