爆走LOVE★BOY Xmas SP
寒さにコートの襟を立てる。


亜美との待ち合わせ場所は駅前に立っている大きなクリスマスツリーの前だった。


今日の冷え込みかたを肌で感じて、室内にすればよかったかもしれないと、少し後悔する。、


俺は会社から歩いて数分のジュエリーショップに立ち寄った。


亜美のクリスマスプレゼントを、ここで予約しておいたのだ。


「中羽様、お待ちしておりました」


グレーのスーツを着た品のいい女店員が丁寧に挨拶をしてくる。


「予約の品は届いたか?」


「もちろんです。ご確認ください」
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