私だって恋したい!
******
「えっ!?ゆうみのお弁当それだけ!?」
お昼休み、かな子と向かい合わせでいつも通りお弁当を広げた。
「キャベツだけで体もつの?」
珍しく心配そうに見るかな子。
「なーんも平気だよ!ダイエットなんだし」
「でもいきなり量減らしたら、体に悪いんじゃ…」
「本当に大丈夫!」
そう笑いながらキャベツを頬張る。
「ならいいけど、無理せずにね?」
「うん!綺麗になってやるもん!」