私だって恋したい!
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「んー…どりあ…たべたい…」
お腹すいたなぁ…
またあそこの絶品ドリア食べたいなぁ…
体がふわふわする……
あれ?…あたし走ってたんじゃなかったっけ…?
「はっ…!!!!」
「…あ」
一気に目を開けると、綺麗な瞳と目があった。
「目さめた?」
「えっ!……ええええっ!!!?」
その人物にあたしは、思わず声を上げた。
「さ、坂本…くん!?」
ガバッと一気に起き上がる。
「くすっ…元気そうでよかった」
やわらかく整った顔を緩ませる。
こんな近くにっ…さ、坂本くんが…
これは、何かの夢?