私だって恋したい!




******




「ゆうみ!」




放課後、かな子がカバンをあたしに届けてくれた。




「もう、平気なの?」




「うん!さっき少し食べたしね。ありがとう!」




「そう、ならよかった…」




ほっと安心したように、かな子は笑顔になる。




何だかんだ毒舌だけど、優しいんだよね…




「それで?どうだったの?」




「ん?どうだった…とは?」




かな子が意味深にニヤニヤしている。




< 35 / 54 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop