【完】恋の太陽、愛の月
【ひなたside】
………
……
…
「ひなたー?今日の予約の花束作ってくれる?」
「はいはーい!!」
真っ白な銀世界。
私たちの地域にはもう冬がやってきた。
つい昨日まではいつもと変わらない景色だったのに、たった一日で雪は簡単に私たちの町を覆いつくしてしまう。
「お母さんはそこで休んでてよ!私がやるから!」
「そう?・・・でもひなたにばかり最近やらせちゃって・・・」
「いいのいいの。好きでやってるんだから!」
私の家は【flower fairy】というお花屋さんを営んでいる。
花が好きなお父さんと花言葉が好きだったお母さんが、大学で出会って恋に落ち、一生懸命に作ったお店だ。
でも、そんなお父さんも私が中学生の頃に交通事故で亡くなってしまった。
一人になってしまったお母さんは、体が弱いのにも関わらず、ずっとこのお店を守ってきた。
その姿を見てきた私は、次第に花が好きになり独学で花の事を学んだ。
そして高校を卒業してから一生懸命勉強をして、フラワーアレンジメントの資格をとった。
それ以外にも花の育て方や手入れの仕方もたくさん学んできた。
大学や専門学校にも通おうと思ったけど、すぐにでもお母さんの助けになりたいと独学に学ぶ事にした。
こうして20歳になった今、flower fairyで働いている。
一番初めに働いていた私よりも断然役にたててると思っている。
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「ひなたー?今日の予約の花束作ってくれる?」
「はいはーい!!」
真っ白な銀世界。
私たちの地域にはもう冬がやってきた。
つい昨日まではいつもと変わらない景色だったのに、たった一日で雪は簡単に私たちの町を覆いつくしてしまう。
「お母さんはそこで休んでてよ!私がやるから!」
「そう?・・・でもひなたにばかり最近やらせちゃって・・・」
「いいのいいの。好きでやってるんだから!」
私の家は【flower fairy】というお花屋さんを営んでいる。
花が好きなお父さんと花言葉が好きだったお母さんが、大学で出会って恋に落ち、一生懸命に作ったお店だ。
でも、そんなお父さんも私が中学生の頃に交通事故で亡くなってしまった。
一人になってしまったお母さんは、体が弱いのにも関わらず、ずっとこのお店を守ってきた。
その姿を見てきた私は、次第に花が好きになり独学で花の事を学んだ。
そして高校を卒業してから一生懸命勉強をして、フラワーアレンジメントの資格をとった。
それ以外にも花の育て方や手入れの仕方もたくさん学んできた。
大学や専門学校にも通おうと思ったけど、すぐにでもお母さんの助けになりたいと独学に学ぶ事にした。
こうして20歳になった今、flower fairyで働いている。
一番初めに働いていた私よりも断然役にたててると思っている。