【完】恋の太陽、愛の月
幸せと苦悩
【ひなたside】
………
……
…
太陽君と付き合い始めた日と、咲夜が私の知らない女の子と付き合い始めた日が偶然にも同じだったことに私はあの日驚いていた。
どうしてか咲夜はあの時全くと言っていいほど私と目を合わせてくれなかった。
いや、私が合わせようとしなかったのかもしれない。
なんだか照れくさかったから。
太陽君と手を繋いでいる姿を見せるのも恥ずかしかったから思わず離そうとしてしまった時もあった。
でも太陽君はまるで離さないと言っているかのように私の手を強く握っていた。
・・・あれから3日がたった今日。
12月8日。
「ほら!そこでBボタンだよ!」
「ええっ!嘘!!」
「あっ・・・やっちゃったなぁ」
目の前のテレビ画面にはGAMEOVERの文字。
「ほら、貸して?」
「分かった」
持っていたコントローラーを隣に座っている太陽君にすかさず渡す。
「こうやって・・・やるんだよっと!」
見事な手さばきで私がクリアできなかったステージをクリアしていく。
「わ!本当だ!!」
「多分ひなはゲームにあまり慣れてないからできないだけだよ!慣れればいける♪」
「分かった!もう一回挑戦してもいい??」
「もちろん」
………
……
…
太陽君と付き合い始めた日と、咲夜が私の知らない女の子と付き合い始めた日が偶然にも同じだったことに私はあの日驚いていた。
どうしてか咲夜はあの時全くと言っていいほど私と目を合わせてくれなかった。
いや、私が合わせようとしなかったのかもしれない。
なんだか照れくさかったから。
太陽君と手を繋いでいる姿を見せるのも恥ずかしかったから思わず離そうとしてしまった時もあった。
でも太陽君はまるで離さないと言っているかのように私の手を強く握っていた。
・・・あれから3日がたった今日。
12月8日。
「ほら!そこでBボタンだよ!」
「ええっ!嘘!!」
「あっ・・・やっちゃったなぁ」
目の前のテレビ画面にはGAMEOVERの文字。
「ほら、貸して?」
「分かった」
持っていたコントローラーを隣に座っている太陽君にすかさず渡す。
「こうやって・・・やるんだよっと!」
見事な手さばきで私がクリアできなかったステージをクリアしていく。
「わ!本当だ!!」
「多分ひなはゲームにあまり慣れてないからできないだけだよ!慣れればいける♪」
「分かった!もう一回挑戦してもいい??」
「もちろん」