【完】恋の太陽、愛の月
心の底から
【太陽side】


………

……






咲夜はひなじゃない別の女を受け入れた。

僕はそれが許せなかった。



「太陽君!この服どう??」


「うん。すっごく可愛いよ」


「本当!?じゃあこれで今日のデート行こうかな」


「あ、でももうちょっと露出失くした方がいい。寒いし」


「この上にカーディガン着るから大丈夫だよ!それに隣町なら雪もあんまり降ってないし!」


「駄目。せめてもう少し長いスカートにして」


「えー・・・」


「僕が嫌なんだよ」


「・・・?」


「ヤキモチ。言わなきゃ分かんない?」


「あっ・・・」




ほらね。

顔を赤くして僕を見つめるひな。

すごく可愛い。



ううん。

いつもひなは誰よりも可愛い。

なのに咲夜はひなではない別の子と付き合い始めた。



きっとひなを忘れる為の子なんだろうけど。




駄目なんだよ咲夜。

お前はずっとひなを見ていなきゃ。
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