【完】恋の太陽、愛の月
複雑な心
【ひなたside】
………
……
…
ダブルデートから数日。
12月20日。
「お母さん退院の日が伸びるんだって・・・」
ついさっき病院から電話がかかってきた。
その内容を今太陽君に教えている最中。
「具合でも悪くなったとか?」
「・・・うん。発作がよく起きるようになっちゃって、今は病院にいないと危険な状態になる可能性が高いんだって」
「そっか・・・。でもあまり暗い顔もしてられないよひな!帰ってきてくれた時のこと考えて、笑顔でお店に出なきゃ!」
「・・・うん」
「僕も手伝うから!あっ、じゃあ今日は午前でお店閉めて午後からお見舞い行かない?」
「・・・そうする」
「ほーら!笑顔忘れてるよ!」
とびきりの笑顔を太陽君は私に見せる。
明るくて、キラキラの大好きな笑顔。
「頑張る・・・!」
「その意気だよ!」
太陽君もお店の仕事内容に慣れ始めて来たようで、私が何も言わなくともテキパキと作業を始めた。
私も予約が入っていた花束を作ったり、花の世話をしたりとお母さんのことを今だけはあまり考えないようにと忙しく働いた。
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ダブルデートから数日。
12月20日。
「お母さん退院の日が伸びるんだって・・・」
ついさっき病院から電話がかかってきた。
その内容を今太陽君に教えている最中。
「具合でも悪くなったとか?」
「・・・うん。発作がよく起きるようになっちゃって、今は病院にいないと危険な状態になる可能性が高いんだって」
「そっか・・・。でもあまり暗い顔もしてられないよひな!帰ってきてくれた時のこと考えて、笑顔でお店に出なきゃ!」
「・・・うん」
「僕も手伝うから!あっ、じゃあ今日は午前でお店閉めて午後からお見舞い行かない?」
「・・・そうする」
「ほーら!笑顔忘れてるよ!」
とびきりの笑顔を太陽君は私に見せる。
明るくて、キラキラの大好きな笑顔。
「頑張る・・・!」
「その意気だよ!」
太陽君もお店の仕事内容に慣れ始めて来たようで、私が何も言わなくともテキパキと作業を始めた。
私も予約が入っていた花束を作ったり、花の世話をしたりとお母さんのことを今だけはあまり考えないようにと忙しく働いた。