それでも君が好き。
一生片思いで上等なんです
温かいココアを飲みながらしばらく夜空を眺める
「はぁー。うまい。あいつらおいといてそろそろ帰る?」
ちょうど、ココアも飲み終わる頃
「そうだね。疲れたし帰ろっか」
缶を捨てて、駅に向かって歩き出す
時刻は10時半
「あぁーーー、なんか寒くなってきた」
身を縮めてポケットに手を入れて歩く
さっきより近づいて歩いてみる
ポケットに手を入れている佐藤の腕と私の腕がぶつかる
けど、もう2人とも気にしない
「寒いね~」
吐く息が白くなっている
今日のお空の星も綺麗だな