それでも君が好き。
一生片思いで上等なんです
佐藤を見て笑いながらブレザーのポケットに手を入れるとちょうど携帯が振動した
--新着メール12件
『京?何してんの』
『京?無視すんなよ』
『京?なんで無視すんだよ』
凄まじい量の裕也からのメール
怖すぎて自然と肩が震えてきた
「おい!木村?」
もう無理‥
「助けて‥」
後ろを振り向き佐藤に携帯を渡す
「これ、やばくねーか」
佐藤の表情も今まで見たことないぐらい険しくなった