それでも君が好き。 一生片思いで上等なんです

「なんだよ」

鋭い目で睨みつける佐藤にひるんだのか裕也は学校の前から去っていった


授業開始のチャイムは鳴り終わり、辺りには私と佐藤だけ


--チャリーン

自転車のベルのが私たちに向けて鳴らされる


「お前らなにやってんのー、って佐藤‥口から‥」

振り向くとどうやら松本が今、学校に来たところみたい


「遅刻常習犯3人集まっちゃったな。とりあえず保健室行かせて」

こんな時でさえ笑顔の佐藤に胸が痛んだ



私が裕也とちゃんと向き合っていればこんなことにはならなかったのに

決めた

今日、私はあの関係を終わらせに行くんだ
ちゃんと向き合おう



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