それでも君が好き。 一生片思いで上等なんです

「佐藤大丈夫?これ起きたら渡しといて、お前にやるんじゃないからな」

そう言って私に缶コーヒーを手渡しすぐに教室から出て行った


「意外と優しいんだから」

席に戻り佐藤の机にそっと缶コーヒーを置いた


私は携帯を取り出し裕也にメールを送る


『話したいことあるんだけど会える?』


2時間目の授業が始まるチャイムが鳴ると同時に返信が来た


『今日は無理』


は?

嘘でしょ?


『なんで?』

そのあといくら待っても返信は来なかった


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