それでも君が好き。 一生片思いで上等なんです

「佐藤ー!4時間目終わったよ!」


「んー、ありがとー。飯!」


ご飯前の目覚めは良いみたい

そうゆうところもかわいく見えてしまう


「あと、松本がこれ」

目の前に置かれた缶コーヒーに目を向けると佐藤は眉間にしわを寄せた


「‥。俺コーヒー飲めないから木村にあげる」


仲が良くてもこうゆうことってあるんだね
私はしばらく笑いが止まらなかった


「京ー!佐藤くーん!ご飯食べよ」

かわいらしい笑顔で駆け寄っってくる唯


「そうだな!あっ、松本!お前も一緒に食べよーぜ」

ちょうど私たちの教室の前を通りかかった松本を呼び止めた


「ん。でも俺弁当忘れたから木村のもらう」


そう言って私のお弁当を奪い勝手に食べ始めた


「返して!唐揚げーー!」


こんな幸せなお昼ご飯も久しぶりだった



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