それでも君が好き。
一生片思いで上等なんです
デートに誘おう大作戦
「あっ、そういえば俺、先生に呼ばれてるんだった!」
佐藤は勢いよく立ち上がり弁当もそのままで、屋上から出て行った
「お前さぁ、佐藤のこと好きだろ?」
無意識に佐藤の後ろ姿を目で追いかけてしまっていた私に松本が声をかけた
「えっ?」
固まる私
「好きなんだろ?見てればわかるわ、とりあえずデートに誘おうぜ」
この男は私の恋で楽しんでるみたい
まぁ、でもちょうど誰かに相談したい頃だったから良かったかななんて思ったり
「もうちょっとでテスト前で部活もOFFだろ?デートだ、デート!」
すこい楽しそう
「んー‥。恥ずかしいからいいや」
「お前は見てるだけで良いのか?」
そういう訳じゃないけど‥