ストーカーですが何かっ⁉︎



そこまで目線の変わらない阿井を真っすぐ見て言う。






「へぇ……真鍋 海子、ねぇ。 うみこ………なんかおかしな名前だな!一文字変えたらう………」





「うるさいっ!!!」






私は思いきり阿井の足を踏んづける。


すると阿井はいっ!と肩を上げていかにも痛いというような素振りを見せた。






「ごめんごめん、悪かったって!!」






だから足退けろよ!とギャーギャー騒ぎ出す阿井。







……こいつ、人が気にしてることを何のためらいもなく言って……



デリカシーというものがないのか。






阿井に対する怒りは募る一方だがあまりにもうるさいので仕方なく足を引く。







「………で。用は何?まぁさっき声が被ったのは私も驚いたけど……。こっちは色々と忙しいのよ」






私には風磨くんの情報を集めなければいけないという使命があるのだ。



そう、だからあんたごときに構ってる時間はないのよっ!







< 20 / 30 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop