ストーカーですが何かっ⁉︎
……………は、いーーーっ!!??
私はこれでもかってくらい大きく目を見開く。
「ちょ、ちょちょちょいっっ!あ……あんたなに言ってんの!?風磨くんをぶっ潰すって……ふざけてんのっ!?」
私は阿井の肩を掴み、ぶんぶんと前後に揺らす。
阿井はたいして驚いた様子もなく私の手を払いのけると言葉を続けた。
「ふざけてなんかねぇよ。坂崎 風磨……あいつが俺の夢を奪ったんだ!だから俺は夢を叶えるためにあいつをぶっ潰すんだ」
「な、何でよ、風磨くんは何も悪いことしてないじゃないっ!悪いのは七瀬 未羽よ!あいつこそが私の夢を奪ってあざ笑って……調子乗ってんじゃん!ぶっ潰す相手が違うでしょーが!!」
「はぁ!?未羽ちゃんをぶっ潰すだと!?お前何ふざけたこと言ってんだよ!!」
途端に阿井はものすごい剣幕で怒りだした。
「お前、ひがんでんのか知らねーけど未羽ちゃんのこと侮辱すんなよ!!未羽ちゃんは可愛くて明るくて…俺の好みどストライクなんだよ!坂崎が未羽ちゃんの彼氏なんて納得できねぇ!!!」