ストーカーですが何かっ⁉︎
「俺は………」
阿井はそこまで言うと頬を赤らめ恥ずかしそうに頭を掻きだした。
その行動もまた、腹立たしい。
「”俺は…” 何よ。はっきり言いなさいよ」
「えっとな……あれは2年の4月だった。告られたんだよ、未羽ちゃんに」
「……は、はぁ!?」
あまりの衝撃発言に私は開いた目が閉じなくなった。
「俺、1年の頃から未羽ちゃんのこと気になっててさ。んで2年で同じクラスなったから頑張ってメアド聞いたんだよ。
そん時に未羽ちゃんが……」
「ちょっと待って、絶対ありえないっ!だとしたら何で七瀬 未羽は風磨くんと付き合ってんのよ?!
確か二人が付き合いだしたのは2年生の5月2日だからあんたに告白(?)した時に二人は付き合ってなかったけども!
それにしても……おかしすぎるっ!」
「うっせーな!されたもんはされたんだよ! ……でも俺は告られた瞬間、何がなんだか分かんなくなって返事もせずにその場を逃げてしまった。
それから後悔した俺は未羽ちゃんに何度も自分の想いを伝えてるけど、ことごとくフられてる。
その時にはもう未羽ちゃんは坂崎 風磨と付き合っていた」