Dreamer
私の学園生活
私と優が付き合って、初めての夏がやってきました。

「おはよ、優。」

「みずき、おはよ~..。暑いね~..まだ7月なのによ..。」

暑さにグッタリしながら、優は電車の椅子に座っていた。

「でも、電車の中は涼しいよ。外は暑いけど...。」

なんて話をしながら、学園に向かう。

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教室に着くと、いつものように咲と達也が私の席の周りで、私たちが来るのを待っていた。

「二人ともおはよっ。」

「おーおー、朝からラブラブですね~。」

"何言ってるのっ!!"と、咲にそう言おうとしたとき、優が動いた。

「いいだろ~。」

「....!?」

体中が熱くなるのが分かった。

「な、何言ってんのっ!?優のバカぁっ!!」

私が暴れながら言っても、3人は小さい子をあしらうように

「「「あ~よしよしー」」」

と頭をポンポンしてきた。

「...もうみんなヤダ!!」

「ちょっとみずき!?」

私は机を叩きながらそう言い残し、1時間目の授業の場所、音楽室へ走った。

[もう知らないっ]

後ろから咲の声が聞こえたけど、もちろん振り返らないで。

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鈍い鐘の音を合図に、始まった授業。

「じゃあ、始めるわよ~。起立。」

音楽の先生、帝先生の声が教室に響く。

「「お願いします。」」

生徒が私を入れて、4人しかいないため、すごく静かだ。

最近は、本格的にそれぞれの部門に分かれて授業を受けている。

ちなみに、私は歌手を目指しているから、音楽室。

ダンサーを目指している優と、女優を目指している咲は、同じ場所で体育館。

達也はゲームクリエイターで、パソコン室。


<朝、みんなにからかわれる→音楽室で授業→みんなでお昼ご飯→また授業→みんなで下校。>

私は1日をこんな風に過ごしている。

そして今日も、帝先生の指導が始まった。
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