Dreamer
---まもなく3番線に電車が参ります。黄色の線より---
駅全体にアナウンスが流れて、私は音楽プレイヤーを外した。
辺りを見回すと、当然だが私以外誰も電車を待ってる人はいなかった。
[そりゃそっか..今8時20分だもん]
時計を見て、心の中でそう思いながら、私は電車に乗り込んだ。
[あ...]
そこにいたのは、私と同じ制服の男の子。
緑のネクタイをしているから、1年生だ。
[この人、遅刻したんだな。私もだけど...]
そう思っていたら、ななめ左に座って携帯をいじっていた男の子と目が合ってしまった。
「...!」
慌ててそらしたけど遅く、男の子が携帯をポケットにしまいながら話しかけてきた。
「君も遅刻した人?」
「あ、うん。」
男の子は私がそう答えると、ニッコリ笑って言った。
「そっか、お互いついてないな!」
あははっと笑った男の子に、私はなぜかつられるようにして、笑顔がこぼれた。
駅全体にアナウンスが流れて、私は音楽プレイヤーを外した。
辺りを見回すと、当然だが私以外誰も電車を待ってる人はいなかった。
[そりゃそっか..今8時20分だもん]
時計を見て、心の中でそう思いながら、私は電車に乗り込んだ。
[あ...]
そこにいたのは、私と同じ制服の男の子。
緑のネクタイをしているから、1年生だ。
[この人、遅刻したんだな。私もだけど...]
そう思っていたら、ななめ左に座って携帯をいじっていた男の子と目が合ってしまった。
「...!」
慌ててそらしたけど遅く、男の子が携帯をポケットにしまいながら話しかけてきた。
「君も遅刻した人?」
「あ、うん。」
男の子は私がそう答えると、ニッコリ笑って言った。
「そっか、お互いついてないな!」
あははっと笑った男の子に、私はなぜかつられるようにして、笑顔がこぼれた。