向日葵


「幸せになれよ?ちゃんと…」

公介は辛そうな顔で消えそうな声で言う。

『公介も…』

「おう。」

そう言って佐倉先輩は戻って行った。そしてこうは私の方を振り返り気まづそうに「ご飯食おう」と言った。


…だけど私は今にも泣いてしまいそうで目に力を入れた。

「そ、そういえば友達に呼ばれてた!明日食べよう!」

すると公介は安心したように「うん」と返事をしてきた。

公介が戻った後私はトボトボと自分の教室に戻って行った。


< 136 / 225 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop