向日葵
〜公介side〜
南に別れを告げて2日がたった。やっぱり南は学校に来なかった。
その日の夜友達との遊びを切り上げ家に帰ってた俺。そんな俺の前を見慣れた影が横切る。
「もえ?」
もえは俺の方を振り返った。
『あれ…公介?』
はぁはぁと息を気らし走っていた。
「何してんだ?」
もえが時計を見て慌てた。
『大変なの!斗真と7時待ち合わせなのに30分以上遅刻してるの!』
「姫川…とか。」
『公介?』
もえはちらちらと時計を気にする。