向日葵


〜公介side〜


南に別れを告げて2日がたった。やっぱり南は学校に来なかった。

その日の夜友達との遊びを切り上げ家に帰ってた俺。そんな俺の前を見慣れた影が横切る。


「もえ?」

もえは俺の方を振り返った。

『あれ…公介?』

はぁはぁと息を気らし走っていた。

「何してんだ?」

もえが時計を見て慌てた。

『大変なの!斗真と7時待ち合わせなのに30分以上遅刻してるの!』

「姫川…とか。」

『公介?』


もえはちらちらと時計を気にする。

< 153 / 225 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop