向日葵



「ビックリしたよ!携帯は急に切れちゃうし、急いできたら血流して倒れてたし。すごい熱もあったし...」


ゆかりちゃん...


『ふっ...ヒック...、』


泣き虫な私はゆかりちゃんがいてくれたってことにすごい助けられてまた涙を流した。


『き、きっ、きてくれて...ヒック...ありが、とう。』


「ど、どうしたの!」


『う、うれ、しくて!わざわざごめんね!』


「暇してたし全然いいよ!何か分かんないけど辛い時は二人の方が心強いしね?」


ゆかりちゃんはふわりと微笑んで優しく私の右手をつつみこんだ。


『あ...包帯、ありがとね?』


「どういたしまして」


勝手に呼ばれて迷惑に決まってるのにゆかりちゃんは文句一つ言わず隣にいてくれた。




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