向日葵




困ったように眉を下げ私の涙を拭ってくれた。
だけど止まることをしらない私の涙はぬぐっても拭ってもこぼれ落ちる。


『...せいだ、』


「え?」


『私のせいだ!』


公介が私の腕を握る。

私は椅子から立ち上がる。


『私のせいだよ!』


私の声が静かな病室に響きわたる。


『だってあの子が言ったじゃん!私のせいって...だから!全部...全部私のせいだ!』


「おちつけって!」


『公介だってそう思ってるでしょ!?』


「もえ!それはちげーよ!」


『優しくしないでよ!』


「も...」


プルルルー、プルルルー


公介の言葉を遮り私の電話がなる。






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