向日葵
決意
ー放課後ー
『姫川君!』
私は姫川斗真が逃げないため終礼のチャイムが
なると同時に姫川斗真の元へ行った。
そんな私に呆れたように姫川斗真は私の元に来た。
「分かってるから、慌てんなよ」
そうして私達は歩き出した。
が、そう簡単にひまわりが咲いてる場所なんて見つかるわけもなく、結局どんなに歩いてもひまわりを見つける事ができなかった。
「行くぞ」
そう言って姫川斗真は私に背を向け歩き出した。あぁー、せっかく少し楽しみにしてたのに…
「…い」
『…』
「…おい」
『…』
「おいって!」
『え?』
「さっきから何回も呼んでんだけど」
そして姫川斗真はファミレスを指さして
「あそこよろーぜ」
と言った。