向日葵





『私ねもう泣かないよ?泣いてる場合なんかじゃないの…、それにさ夢が見つかったの!だからそれに向かって前に進んでいく…』



いつもおどおどして泣いてばっかりいたもえが凄く強く見えた。



「もえ…」



『ん?』



「俺さもえの事諦めねーから…俺もいつかもえみたいに夢見つけて真っ直ぐな道歩いていく。何度でももえを支える。他に好きな人が出来てもいつか俺に振り向かせてやるから…もえは一人じゃないから。」



『ありがとう』



そういってもえは自分の教室に戻っていった。



大好きで、大好きで。大好きだから別れたんだ。だからそれまで待っててくれよな?






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