向日葵
『公介の浮気にたえられないから。』
私は真剣な目で公介を見た、大きく目を見開きびっくりしたような顔をした。
「気付いてたんだ?」
『うん…』
「いつから?」
『ずっと前から…』
公介は顔を顰め切なそうな顔をした。
「もう、絶対もうしねーから!だから別れようなんて言うなよ…頼むから…」
弱々しくなって行く公介の声。
『いやだ!もう、もう無理なの!』
もうあんな悲しい思いはしたくない…
公介は今まで見た事ないくらいに泣きそうな顔をした。
「ーッ、好きなんだよ。お前の事…どうしようもないくらい、好きなんだよ…」
『こ…うす、け…』