向日葵
〜次の日〜
昨日はよく眠れたなぁー、疲れもとれたし!
校門を入りすぐちかくに、ひまわりを眺めている斗真がいた。私は斗真の元までかてよった。
『おはよう、斗真!』
そう言って斗真に近づくと、
「来んな、」
『え?!』
「もう何か面倒臭い」
『斗真?どうしたの、急に…』
「だから、そーゆーのがうぜーんだって」
昨日みたいに斗真は笑いかけてくれなかった。
『私、何かした?』
「俺の前から消えてくんない?」
斗真…、どうして…
そう言うと斗真は私に背を向け歩き出した。
『私の太陽だって、斗真言ってくれだじゃん』
すると斗真は足を止めふりむいた。
「くっ、ははっ」
斗真は笑ってこう告げた。
「あんな言葉もしかして信じてんだ?くくっ…あんなの嘘に決まってんだろ。」
うそ…?
目頭があつくなった。零れてくる涙を拭うことは出来なかった。