向日葵
「わりー!」
公介は私のホッペに軽くキスをして無邪気に笑った。
私は顔を赤らめてバイバイといって、公介の後ろ姿を見送った。
『よしっ、私も帰ろ!』
私が少し歩いてると…
ガシャン…
私は音のする方を覗いてみた。
『うわーっ…』
喧嘩だ。誰かが喧嘩をしていた。
4対1だった。だけど4人の人はもう立てないほどに1人の男に殴られていた。
そしてまだなお、殴り続けていた。
ー…あれ?もしかして…斗真?!
斗真は「やめてください」そう男の人たちが言っても表情一つ変えずに殴り続けていた。