向日葵


ドンッ、

「うわー、…いたたた…」

一人の女の子が勢いよく転んだ。

「大丈夫?」

俺はゆっくりと手を差し伸べた。

「…あ、ありがとうご、ざいます!」

その子は俺の手を握り立ち上がった。

「新入生?」

「はい!」

「ひざから血がでてるよ?」

「えっ?」

その子は少し慌ててへへっと笑った。

「このくらい、大丈夫ですよ!」

大丈夫って、血、結構出てんのに…

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