私と敵と好きな人と


……………………………………………。



『びっくりしちゃったよ!消えちゃうから!』


と、李音からお説教をくらった。


「う…………ごめん」


だって、呼ばれちゃったから…なんて言い訳出来ない。


あの後はただ呆然と薫と優太を見ていた。


スポーツも出来るなんてかっこよすぎる。


「で、李音は?ずっと千尋見てたの?」


『うん、喋ったし』


とピースをした。さすがです。


『あ!』


「えっ、なに!」


いきなり李音が大声を出した。


え、なに?!

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