私と敵と好きな人と



『どーゆーことっ!?』


「………ごめん。李音……

私ね…、薫に告ったの……」


すると李音は頭に「!」マークを出し、

「それで、それで?!」と楽しそうに聞いてきた。


………多分、予想はしていたのかな。


『ていうか、今日何があったか全部話してよ』


「うっ………」


千夏は「全部」という言葉を強調して言った。


もう、言ってしまおう……っ。


「あのね………」



< 224 / 255 >

この作品をシェア

pagetop