私と敵と好きな人と
前半グループの私は、すぐ自分の場所につく。
まぁ、喫茶店なのでケーキとかなんとか適当に作ればいいので。
後半グループの李音と千尋は2人で今頃どこか回るんだろう…。
『おはよ、柚帆』
「ぬわっ!?」
思わず変な声を出すと、ニコッと笑った優太がいた。
そっか、優太も柚帆って呼んでくれるんだよね……
『薫かと思った??』
「いや…、薫そんな優しくないし…」
私がそう言うと優太は『ははっ』と笑い私の目を見た。
『少しまだ、目赤いね。また泣いたでしょ』
「うっ…」
色々あったから……ね