私と敵と好きな人と



『おはよ、柚帆』


「あ、千夏」


そこに遊びに来たのは千夏だった


「ねぇ、どこに遊び行くか聞いた??」


『あー、さぁね?ま、李音の事だし』


……李音のことだからどーせ、いらんこと考えてる…みたいな感じなんだろう


『ん?薫不機嫌だね?』


「………」


薫は本当に不機嫌らしく話しかけても、返事すらしなくなった


「どーして機嫌悪いのかな?

 私、なんかしたかな……」


さっきまで話してたの私だし……


『違うと思うよ、多分平気』


と、千夏は不気味な笑みを浮かべた

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