私と敵と好きな人と
『ゆーずほ!!』
遠くに手を振る李音の姿が見えた
千尋もいるじゃん、無駄にカッコイいなぁ…
「あ、まだみんな来てないの?」
『千夏はそろそろ来ると思うよ~』
「そっか~」
まだ、千夏も優太も薫も来ていなかった
緊張してる、久しぶりかもしれない
『ごめん、遅くなったかな?』
………っ!?
「優太、おはよ。遅くないよー
まだ2人足らないし」
『そっか、良かった』
ニコッと笑った優太は制服とは違う印象だけどカッコイい……
『おはよ、小野町』
「おはよ……」
私にまで挨拶……優しいですね、相変わらず