私と敵と好きな人と


『柚帆っ!もう行くんだよ!!』


「へっ!?えっ?!」


せまいなんでうだうだ考えてたら、いつの間にか出をくれていた


やばっ……千夏の手が離れてく……


人が多すぎて身動きとれない……!!!


『おい!何やってんだよアホ!!』


「か、薫?!」


周りの人をかきわけて、薫が私の腕を引いた


『お前、おせぇーんだよ!』


「し、仕方ないじゃん!」


薫はどうも、電車から降りてたようだけど

もう一度、乗ってきたらしい


ま、その理由といったら私が出れなくなってたからなんだけど…(泣)

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