私と敵と好きな人と


「い、いーの?!」


声は裏返りそうになってた

薫は相変わらず冷たく


『本人の前じゃ買えねぇだろ、バーカ』


って言った。


優しいのか優しくないのか分けわかんない

けど、そーゆーことになると、ふたりで…って

事になるのに、何で私は断らなかったんだろう


心なしか喜んでる自分がいたりする


どこかおかしくなっちゃったのかな……


< 64 / 255 >

この作品をシェア

pagetop