【完】smile~君の笑顔は太陽~
「ああ、いいよ。
そんな必死に言われたら断れねぇーよ
あの日さ……
入試が終わってから彼女…
莉子と会う約束だったんだ。
終わってから、
電話かけようとして、
そしたら電話がかかってきて………
莉子が事故にあったって…
それで
死んだって…………言われたよ」
えっ……
「う…そ、」
「嘘じゃない、
あいつは……
本当に大切な奴だったんだ。
そんな奴を失ったのにあの日までみたいに笑えるわけないんだよっ!」
そう言った夏輝くんは本当につらそうだった。
今にも泣きそうで…
「それはつらいよね、きっとて
大切な人を失っちゃったんだもん。
でも!
私は夏輝くんにあの日みたいに笑ってほしい!」