白雪姫の結ばれる相手。・:+°
笹原の考えてる事
~午前10時朝倉公園広場前~
『遅い。。。遅すぎる』
片思いしてる相手がいるくせに他の相手と
デート(?)なんてしちゃいけないと思うけど。
別に付き合ってるわけではないし、いーよね。と思って来た。
それなのに。。。!!!
『もう 10時30分なんですけど。。。』
普通男が先に来て待ってるもんでしょ?しかもあっちが場所決めといて。遅刻とか最低!
帰ろーかな。。。
『花宮!!!遅くなってごめん!』
『っっーー笹原!?』
『はぁ、はぁ、はぁ。。。』
コイツ。。。格好いい!かも。
黒いブカブカしたパーカーにジーンズ。
走ってきたせいか髪の毛の前髪がイー感じに固まってる。
『。。。遅刻ですけど?』
『あーごめん』
『何があーごめんよ!?』
『てか、お前のその格好。。。ブハッ』
その格好とは。。。
水色のブラウスに白のシフォンスカート。
靴は。透明なガラスらしき物だったりする。
『どこからどー見てもシンデレラだろ!』
『し、しょうがないじゃない!』
そう。。。結城の事考え過ぎてシンデレラらしき格好になってしまったのです。
『知ってるか?黒髪ショートボブのシンデレラ何ていないぜ?シンデレラはサラサラロングの金か茶色の髪の毛なーの』
まさに詩織里じゃないか。
サラサラロングヘアーの淡い茶髪。目は青みがかかってる。
『白雪姫はシンデレラになれねーの!何?そのガラスの靴でも落として、愛しい愛しい結城に拾ってもらおーとでも思ったの?残念ですねーお前は白雪姫なの!』
『。。。うぅー!!遅刻しといて偉そうに!』
この。。。毒舌男!
でも。。。本当過ぎて泣きそう。
『じゃ、行くか。白雪姫にしてやるよ。
お前は白雪姫なんだからな。』
グイッ
『キャ!』
『結城は、偽物のシンデレラより可愛い白雪姫の方が好みだろ!』
『っっー。。。///』
そう言って私の手を握って歩き出したコイツに 私の心臓は音をたてていた。
『ここだよここ!』
そこは。。。有名なブランド店〝miracle〟
だった。
『俺 センスいーからさ!
お前、これなんかどーだ?』
そう言って10着も私に持たせて試着室に私を放り込んだ。
勝手なんだから!でも、miracleの服着てみたかったし。。。着てみるか。
すると店員さんが来て
『採寸など、お手伝いさせていただきます。』
そう言って私に服を着せてくれた。
『出来ました!どーぞ』
ガチャ
『わぁぁぁ』
ピンクの甘いワンピース。
カッコイイショーパンにフワフワの
キャミソール。
小花柄のゆるトップスにカラージーンズ。
1つ1つのコーデが可愛くて着てて
ワクワクした。
そして 店員さんが一番似合うと言う格好で、メイクしてもらった。
『さ。。。笹原!』
『おぅ、どーだっ。。。!!!?』
青いタンクトップの上に赤いパーカー。スカートは淡い黄色のフリルで 靴は高めのハイヒール。
髪の毛は上の髪だけあげてもらった。
メイクは初めてだったけど。。。
薄い桜色のグロスとチークを着けてもらった。
誰もが
〝白雪姫〟
と連想するような格好。
でも子供っぽくなくて可愛らしさが出ている。
『笹原が選んだ格好だよ?何か言えば。』
『めちゃくちゃ似合うじゃん!』
ドキッ
『現代の白雪姫みたいだよ!』
こ、これは笹原?
毒舌が消えてる。何?ツンデレのデレモードですか?周りに人いますよ?
その笑顔に不覚にもキュンとしてしまった。
『あ、ありがと/////』
『じゃあ、買ってくるから!』
『え?いや、待って!』
『何?』
『え、だってお金』
『あー、俺払うから平気だよ』
『私の服だし!』
『いーの。
俺が似合うと思ったから買うんだから』
『っ/////』
『じゃ、待ってて』
小人はドキドキさせちゃダメなの。。。/////
『じゃあ、行こーぜ?』
『あ、ありがと』
『。。。』
『あ、あんないい服 私じゃ選べないからさ』
『素直でよろしいー!』
そう言ってウインクして、私の手を握って走る笹原。
子犬みたい。可愛いなぁ。。。
その後私達はカフェでお茶した。
『てか、花宮本当に白雪姫見てーだな』
『あんたはマジで小人みたい。』
『いやいやいや、小人でも役に立つぜ?』
『まぁ、ね』
『そういえば。。。お前はどうして結城が好きなの?』
『え。。。?』
『何となく。4年も片思いしてんだろ?』
『。。。。。。』
~4年前~
校外学習で水族館に行った時の話だ。
私は迷子の桃桜香を探して詩織里と走ってた。
後5分で集合場所に行かないとバスが行ってしまう。
『どうしよう。。。桃桜香ー!!!』
『璃瑠、先生呼んでこよ!』
『うん!』
そう言って走り出した時、詩織里が倒れた。
バタッ
『詩織里?詩織里!?』
青白い顔で息を切らしている。
『だ、誰か!!!』
周りには叫んでも人はいなくて。
泣き出した時だった。
『花宮さん、大丈夫?』
『あ。。。相澤くん』
『木下さん(桃桜香)は見つかったよ!』
『詩織里が!詩織里が。。。』
『今 大人呼ぶから大丈夫!』
涙は止まった。
詩織里を抱えて私の手を握って歩いてくれる結城に、私は恋していたの。
『てなわけですよ』
説明を終えた時だった。
『俺も助けてたけどな?その場にいれば。』
ドキドキ
今日は、可笑しい。
笹原も。そんな笹原にドキドキする私も。
『話してくれてサンキュ。そろそろ帰ろーぜ』
家に帰っても頭を離れない。
あー。。。何なの?この気持ち。
『遅い。。。遅すぎる』
片思いしてる相手がいるくせに他の相手と
デート(?)なんてしちゃいけないと思うけど。
別に付き合ってるわけではないし、いーよね。と思って来た。
それなのに。。。!!!
『もう 10時30分なんですけど。。。』
普通男が先に来て待ってるもんでしょ?しかもあっちが場所決めといて。遅刻とか最低!
帰ろーかな。。。
『花宮!!!遅くなってごめん!』
『っっーー笹原!?』
『はぁ、はぁ、はぁ。。。』
コイツ。。。格好いい!かも。
黒いブカブカしたパーカーにジーンズ。
走ってきたせいか髪の毛の前髪がイー感じに固まってる。
『。。。遅刻ですけど?』
『あーごめん』
『何があーごめんよ!?』
『てか、お前のその格好。。。ブハッ』
その格好とは。。。
水色のブラウスに白のシフォンスカート。
靴は。透明なガラスらしき物だったりする。
『どこからどー見てもシンデレラだろ!』
『し、しょうがないじゃない!』
そう。。。結城の事考え過ぎてシンデレラらしき格好になってしまったのです。
『知ってるか?黒髪ショートボブのシンデレラ何ていないぜ?シンデレラはサラサラロングの金か茶色の髪の毛なーの』
まさに詩織里じゃないか。
サラサラロングヘアーの淡い茶髪。目は青みがかかってる。
『白雪姫はシンデレラになれねーの!何?そのガラスの靴でも落として、愛しい愛しい結城に拾ってもらおーとでも思ったの?残念ですねーお前は白雪姫なの!』
『。。。うぅー!!遅刻しといて偉そうに!』
この。。。毒舌男!
でも。。。本当過ぎて泣きそう。
『じゃ、行くか。白雪姫にしてやるよ。
お前は白雪姫なんだからな。』
グイッ
『キャ!』
『結城は、偽物のシンデレラより可愛い白雪姫の方が好みだろ!』
『っっー。。。///』
そう言って私の手を握って歩き出したコイツに 私の心臓は音をたてていた。
『ここだよここ!』
そこは。。。有名なブランド店〝miracle〟
だった。
『俺 センスいーからさ!
お前、これなんかどーだ?』
そう言って10着も私に持たせて試着室に私を放り込んだ。
勝手なんだから!でも、miracleの服着てみたかったし。。。着てみるか。
すると店員さんが来て
『採寸など、お手伝いさせていただきます。』
そう言って私に服を着せてくれた。
『出来ました!どーぞ』
ガチャ
『わぁぁぁ』
ピンクの甘いワンピース。
カッコイイショーパンにフワフワの
キャミソール。
小花柄のゆるトップスにカラージーンズ。
1つ1つのコーデが可愛くて着てて
ワクワクした。
そして 店員さんが一番似合うと言う格好で、メイクしてもらった。
『さ。。。笹原!』
『おぅ、どーだっ。。。!!!?』
青いタンクトップの上に赤いパーカー。スカートは淡い黄色のフリルで 靴は高めのハイヒール。
髪の毛は上の髪だけあげてもらった。
メイクは初めてだったけど。。。
薄い桜色のグロスとチークを着けてもらった。
誰もが
〝白雪姫〟
と連想するような格好。
でも子供っぽくなくて可愛らしさが出ている。
『笹原が選んだ格好だよ?何か言えば。』
『めちゃくちゃ似合うじゃん!』
ドキッ
『現代の白雪姫みたいだよ!』
こ、これは笹原?
毒舌が消えてる。何?ツンデレのデレモードですか?周りに人いますよ?
その笑顔に不覚にもキュンとしてしまった。
『あ、ありがと/////』
『じゃあ、買ってくるから!』
『え?いや、待って!』
『何?』
『え、だってお金』
『あー、俺払うから平気だよ』
『私の服だし!』
『いーの。
俺が似合うと思ったから買うんだから』
『っ/////』
『じゃ、待ってて』
小人はドキドキさせちゃダメなの。。。/////
『じゃあ、行こーぜ?』
『あ、ありがと』
『。。。』
『あ、あんないい服 私じゃ選べないからさ』
『素直でよろしいー!』
そう言ってウインクして、私の手を握って走る笹原。
子犬みたい。可愛いなぁ。。。
その後私達はカフェでお茶した。
『てか、花宮本当に白雪姫見てーだな』
『あんたはマジで小人みたい。』
『いやいやいや、小人でも役に立つぜ?』
『まぁ、ね』
『そういえば。。。お前はどうして結城が好きなの?』
『え。。。?』
『何となく。4年も片思いしてんだろ?』
『。。。。。。』
~4年前~
校外学習で水族館に行った時の話だ。
私は迷子の桃桜香を探して詩織里と走ってた。
後5分で集合場所に行かないとバスが行ってしまう。
『どうしよう。。。桃桜香ー!!!』
『璃瑠、先生呼んでこよ!』
『うん!』
そう言って走り出した時、詩織里が倒れた。
バタッ
『詩織里?詩織里!?』
青白い顔で息を切らしている。
『だ、誰か!!!』
周りには叫んでも人はいなくて。
泣き出した時だった。
『花宮さん、大丈夫?』
『あ。。。相澤くん』
『木下さん(桃桜香)は見つかったよ!』
『詩織里が!詩織里が。。。』
『今 大人呼ぶから大丈夫!』
涙は止まった。
詩織里を抱えて私の手を握って歩いてくれる結城に、私は恋していたの。
『てなわけですよ』
説明を終えた時だった。
『俺も助けてたけどな?その場にいれば。』
ドキドキ
今日は、可笑しい。
笹原も。そんな笹原にドキドキする私も。
『話してくれてサンキュ。そろそろ帰ろーぜ』
家に帰っても頭を離れない。
あー。。。何なの?この気持ち。