時空を越えた先に君がいた。
「君はこの世界から何度も抜け出したいと願っただろ?だから迎えに来た」
ネオの言ってることは意味不明だった
冗談でも言っているのか…
けれどネオの表情は真剣だった。
「迎えに来た?」
「あぁ、もう一つの世界にな」
私はネオの存在や言ってること
うさんくさくて仕方なかったが
この世界と別の世界が
本当にあるのかと
少し興味がわいてしまっていた
きっと私はよっぽどこの世界から
抜け出したかったのだ。
「もう一つの世界にいったらどうなるわけ?」
「君にはある使命を果たしてもらう」
「使命?」
ネオは使命という物について語り出した