時空を越えた先に君がいた。
「な、なによ!」
気づくとじっと
私を見つめるネオがいた
何秒も見つめ合う私とネオ。
なにこいつ。
そう思った瞬間
「…っぷw」
ネオは軽く笑った
「なんで笑うのよ、あ。そーいえばヨルが話している時も私の顔見て笑ったでしょ?」
私はネオを睨んだ
「君は本当に面白い」
「は?」
なにこいつ…むかつく
「むかつくとか思わないでくれないか?別に僕は君の顔を見て笑ったわけじゃない」
…ぇ
私、
むかつくって言葉に出してないよね?
なんで?
今、ネオ
『むかつくとか思わないでくれないか?』
って言ったよね…
私は思わず睨むのをやめて
目を丸くしてネオを見つめた
「なんでって?」
「え?」
「本当に面白い」
「な、なによ!」
「僕は君の心少しだけ聞こえるみたいだ」