時空を越えた先に君がいた。



「はー?」



「君があっちの世界で、違う世界へ行きたいって願ってたせいか、君の心の中が少しだけ聞こえるんだ。」



「なにそれ。」



「君がヨルに対して束ねたロン毛ってあだ名つけた時は耐えれなくて笑った」



「…だからあの時笑ったんだ」



「そうそう」



ネオは童顔の幼い顔を
くしゃっとして笑った



…それが思ったよりも
かっこ良くて思わずドキッとした



「ん?」


「な、ななによ」


「今、僕見てなにか思ったでしょ?」


「は?」



「僕もまだまだだから、君の心の中全部が聞こえる訳じゃない。だから分からない時もある…」



「あっそ」


「さっき何て思った?」


「何も思ってないけど!」


私はネオからプイッと目をそらした



…ネオが私の心を読めるとは…


さっきのバレなくてよかったな…


それにしても
心読まれるのは厄介すぎる。


私はチラッとネオをにらんだ



「厄介で悪かったな」



「はぁーーー…。」
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