時空を越えた先に君がいた。
忘れられない悲しい過去。
5年前_
僕が12歳の時だった。
「ネオ〜!起きなさい!」
台所から母の声がした。
「もぅ起きてる!」
「あら?珍しいわね!」
「今日は父が帰ってくるのだろ?寝てるわけにはいけないだろ?」
僕の家族は父と母のみ
3人家族だ。
父と母は仲もよく
一人息子の僕を大切にしてくれた。
そんな僕は何不自由ない暮らしに
毎日幸せを感じていた
「そうね!2ヶ月ぶりにお父さんが帰ってくるんですものね!」
母は優しい声で笑った