時空を越えた先に君がいた。



「着替えたぞ」




ネオは着替え終わると
私の元へとやってきた



「待ってましたよ」



私はにっこりと微笑んだ。



「ヨル…弟子にしてくれないか?」



男の子は私の名前を知っていた。




「とりあえず、ここに座ってください」




私は座布団をひいた席に手招きした。




ネオは警戒することなく
座布団の上にちょこんと座った




「なぜ私の弟子なんかに?」




座るや否や私は1番の疑問を聞いた





「ヨルは鬼を退治しているのだろ?…僕も鬼を退治したい、この世界から鬼の存在をなくしたいんだ。」



幼いネオからは
とてつもない力を感じた。



…やはりこの子は他の子と
少し違うな…



私はそう思っていた。




「…ネオがそこまで言うのには理由があるのでしょう……
それを聞かせてもらいたいです」



「話すと長くなるぞ」



「構いません」



私がまた微笑むと
ネオは一瞬、私を睨んで話始めた。





< 70 / 99 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop