時空を越えた先に君がいた。
「着替えたぞ」
ネオは着替え終わると
私の元へとやってきた
「待ってましたよ」
私はにっこりと微笑んだ。
「ヨル…弟子にしてくれないか?」
男の子は私の名前を知っていた。
「とりあえず、ここに座ってください」
私は座布団をひいた席に手招きした。
ネオは警戒することなく
座布団の上にちょこんと座った
「なぜ私の弟子なんかに?」
座るや否や私は1番の疑問を聞いた
「ヨルは鬼を退治しているのだろ?…僕も鬼を退治したい、この世界から鬼の存在をなくしたいんだ。」
幼いネオからは
とてつもない力を感じた。
…やはりこの子は他の子と
少し違うな…
私はそう思っていた。
「…ネオがそこまで言うのには理由があるのでしょう……
それを聞かせてもらいたいです」
「話すと長くなるぞ」
「構いません」
私がまた微笑むと
ネオは一瞬、私を睨んで話始めた。