時空を越えた先に君がいた。




ヨルにおつかいを頼まれ
私は1人で街に来ていた



……正直、緊張する



異世界の者とかみんな気づくのかな



気づかない方がありがたい


なんだろ転校した先に初めて行くみたいな
へんな感じ……



私は一度、深く深呼吸して
改めてヨルに頼まれた品物を探した






「ねぇ、君これ落としたよ?」



女の子の声が後ろから聞こえてきた


「え?」


振り返ると





「君のだよね?」




私のヘアゴムを拾った










幸がいた





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