【短編】ing
『松永です。
ノートの落書き見ました。』


もしかして、杉谷君じゃないかもしれない。

そんな思いがよぎったけど、その時はその時。

当たって砕けろ、みたいな…?
ちょっと違う?


でも、私にはわかった気がした。
これは絶対に杉谷君だ。

私の直感がそう言っている(気がする)。


送信ボタンを押して、メールのアニメーションが画面にうつる。

『送信完了』


送れた、と思ったのもつかの間。
1分もしないでメールが届いた。


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