どんなに辛い時も君の側で
あの日から数日たったが俺はやっぱり忘れられないでいた。
そんな中俺は転校することになった。
今まで通っていた高校は今の俺の家庭ではとても払えるわけがなく
私立から県立に通うことになった。
そしてそこで出会ったのが
______綺羅 花実だった
綺羅は黒の髪にポニーテールをしていて
あの時の女とは全く雰囲気が違った
だけどすぐわかってしまった。
綺羅はあの時の女だってことが
目が一緒だったから。
《久しぶり》
そう言って俺は席に着いた。
綺羅が俺のことを覚えていたかはわからない。
でも信じたかった。
あの目は確かに俺を見ていたんだって。