ヤンキーくんとお嬢様
「どーした?」「どーした?じゃないだろ。学校退学になったってどういうことだ?」
「それね。あたしに、罪を擦り付けてんで、理事長のババアもあたしがやったって決めつけてきたから、ぶちギレて退学になった」
「おまえな…。ったく、そこの性格は俺に似ちまったか。新しい学校を用意しとくよ」
「ほんとだよ。キレたら親父みたいになんのは、ごめんだったのにさ。まー。さんきゅ」
「俺の知り合いの奴の学校にしとく」
「りょーかい」
「じゃーな。」「うん」
そして、電話を切った。
こんな、親父でもいざと言うときは頼りになる。