ヤンキーくんとお嬢様
「僕が、一番に儒奈を迎えに行くね!」
と、言ってくれた要。

一番は、無理かな。ごめんね要。だって、一番は大憙だと思うよ。
大憙は、あたしの隣の席だし…。

なぜか、3人組はD組へ入って、朝誰も座っていなかった席に座った。
それも、あたしの右横に唯夜。あたしの前が、舜也。舜也の隣が、要。


要お迎えって言ってたけど、お迎えいらないじゃん…



放課後。

「儒奈行こ!」と、あたしのカバンを持ってあたしの腕を引っ張って、チャリ駐まできた。

「要足速いんだね」

「うん!」

要かわいいくせして、足速いからウサギみたい!

「要はいぇぞ」と、息切れしている3人

「おつかれ」と、要と言ってみんなで笑った。

「儒奈。単車誰のに乗っていく?」と、唯夜が言った。

「誰のにしよっか…きゃっ」

いきなり、舜也に腕を引っ張られ抱き上げて、単車の後ろへと乗せられた。

「舜也!反則ぅー」「うっせー行くぞ」
エンジンをかけた。

「しっかり、掴まってろよ」と
舜也のお腹に腕を回した。

うわー筋肉めっちゃすごいし、あったかい。つーか、変態か!あたし!

「行くぞ」と舜也がいい、出発した
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